はじめに
介護士の仕事は、移乗介助・入浴介助・長時間の立ち仕事など、腰に負担がかかる場面が多くあります。
「腰が痛いけど休めない」「仕事を続けたいのに体がつらい」という悩みを軽くするために、腰痛対策グッズを賢く取り入れましょう。
ここでは現場で使いやすく、今日から導入しやすいおすすめ5選を、実際に使ってみた感想付きで紹介します。
腰痛対策グッズ5選(使ってみた感想付き)

1. 腰痛ベルト(コルセット)
中腰姿勢や移乗介助など負担の大きい場面で腰をしっかりサポート。安定感が増し、筋肉への余計な負担を減らします。
- メリット:腰部を固定してブレを抑え、痛みの悪化を予防
- おすすめの使い方:負担がかかる業務時だけ装着(長時間の付けっぱなしは避ける)
- 代表的な商品:アルファックス/ファイテン など
使ってみた感想:
腰痛ベルトを実際に使ってみると、移乗のときに腰がブレにくくなり「守られている感じ」がしました。
ただ、長時間つけっぱなしにすると逆に腰が固まる感じもあったので、負担が大きい作業のときだけ使うのがちょうど良かったです。
2. クッション・サポートチェア
記録作業や休憩時の座り姿勢での負担を軽減。腰椎を支えて自然な姿勢をキープできます。
- メリット:座面の圧力分散で腰の張り・だるさを軽減
- おすすめの使い方:事務椅子や車の座席に置くだけでOK
- 代表的な商品:ジェルクッション/低反発クッション など
使ってみた感想:
長時間記録をしていると腰が突っ張ってきますが、ジェルクッションを使うと腰のだるさがかなり軽くなりました。
「座っていても腰が痛い」という悩みには効果的で、仕事中だけでなく車の運転時にも役立ちました。
3. 着圧ソックス
立ち仕事や夜勤で足がむくむと、その疲労が腰まで影響してきます。着圧ソックスはむくみやだるさを軽減してくれます。
- メリット:血流促進・むくみ予防・疲労軽減
- おすすめの使い方:日勤・夜勤どちらでも。長時間の座位時にも◎
- 代表的な商品:メディキュット/弾性ストッキング系 など
使ってみた感想:
夜勤のときに履いてみると、勤務後の足のだるさが全然違いました。
翌日の腰の疲れも軽く感じられて、「足元からケアすることで腰も守れるんだ」と実感できました。
4. ストレッチグッズ(ストレッチポール・フォームローラー)
勤務後のセルフケアに最適。腰や背中のこわばりをほぐし、疲労回復をサポートします。
- メリット:血行改善・筋緊張の緩和・可動域アップ
- おすすめの使い方:勤務後や就寝前に数分ゴロゴロするだけでOK
- 代表的な商品:ストレッチポール/トリガーポイント フォームローラー など
使ってみた感想:
フォームローラーを腰の下に当ててゴロゴロすると、仕事終わりの張りがすごく和らぎました。
「その日の疲れをリセットできる」感じがして、今では寝る前の習慣になっています。
5. 滑り止め付き介護シューズ
足元の安定は姿勢の安定。滑りにくく疲れにくい介護シューズは、長時間勤務でも腰への負担を軽減します。
- メリット:転倒防止・足腰の負担軽減・履き心地◎
- おすすめの使い方:施設内用・訪問介護の移動用など用途に合わせて
- 代表的な商品:アサヒシューズ/快歩主義 など
使ってみた感想:
普通のスニーカーより軽くて滑りにくいので、勤務中も安心感がありました。
長時間立っていても足の疲れが軽く、結果的に腰への負担も減ったように感じます。
腰痛対策の基本習慣

- 正しい姿勢:中腰は避け、膝を曲げて腰を落とす/背筋はまっすぐ
- 動作の工夫:抱え上げより「滑らせる・支える」を意識/無理せず声かけ合う
- 毎日のケア:勤務前後に軽いストレッチ+体幹トレ(ブリッジ・プランクなど)
まとめ

腰痛は「グッズ」と「習慣」の両輪で対策するのが近道です。
今回紹介した5つのアイテム(腰痛ベルト/クッション/着圧ソックス/ストレッチグッズ/介護シューズ)は、どれも導入しやすく効果を実感しやすいものばかり。
まずは自分に合うものを1つ取り入れて、安心して働ける毎日を作っていきましょう。